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プログラミングとプロジェクト

プログラミングの展望

プログラミング技術の需要が急上昇している。特に最近では消費税の増税による決済システムのチューニングという形で、金融系の業界でシステムエンジニアの活躍が目立ったと思う。

今後もこの金融系業界においては、キャッシュレス決済、ブロックチェーン技術や仮想通貨改め暗号通貨の発展により、更なる需要加速が見込まれる。

また小中学校においての必修化により、教育面での人材や、その教材の普及に関しても、その需要は確定的な流れにあり、今後は不動産、エネルギーその他あらゆる業界に同様の流れは拡散していく事だと思われる。

プログラミングはあらゆる場面で応用が効く。

プロジェクトの位置付けとシステム外注の罠

先に述べた金融もそうだが、特に経営者はプロジェクト管理という点において、その重要性を大いに認識しているはずだ。

戦国時代、鉄砲の重要性を理解した大名が、天下に近づいたのと同じぐらい、この技術の本質を理解したビジネスパーソンが、より成功に近づく事を示唆している。

プロジェクトを進める上で重要な要素は

・目標設定

・ロードマップ

・マイルストーン

・進捗管理

これらがPlan、Do、Check、Actionのサイクルとして循環する事が理想型。

特に進捗管理の領域においては、人の力で隅々まで管理する事には限界がある。ある程度自動化できる領域に関しては、自動化する仕組みが欲しい所だ。実際問題、マネージャーというポジションの人も、プレイングマネージャーとして機能している事も多く、そうなるとますますプロジェクト管理というリソースは疎かになりがちだ。

それを一定の範囲でカバーできるのが、プログラミングという技術である事は言うまでもないが、その技術と各々の組織で抱える課題に如何にマッチするかが鍵になる。

まさに鉄砲は威力の問題ではなく、それを使う人間側の問題でもあるという事だ。

こういった専門性の高い技術に関しては、外注化してその仕組みを構築するというアウトソース型のビジネスモデルは広く普及している。そこでは要件定義というヒアリングを行い、クライアントの要求をUML図やER図という実体関連図でフローチャートにまとめ上げ、そのプログラムに沿ってシステムを開発するという流れにある。

ここからがプログラミングを走らせる領域になって行くが、使う言語やプログラマーの癖によって方法は様々だ。クライアント側としては、その先の状況は把握しづらい部分でもある。

その舞台裏がどうなっているかを把握できていないと、技術的な情報量に乖離が生じ、請負側主導でイニシアチブを握られる事になる。

その結果、高額な見積金額を提示されたり、システムやサーバーのバージョンがアップした等の理由から、高額なメンテナンス費用の請求をされる事もしばしばある。

そのシステムの依存度が高ければ高いほど、どれだけ不当と感じようが、相手側の要求を飲まざるを得ない状況に追い込まれる。

プログラミングリテラシーの必要性

以上の理由から、社内の基幹システムにおいては、その会社のシステムや企業文化に則した形で内製化の推進が理想型だが、人材の確保が難しい、時間的にスピードを重要視したい等の事情があり、現実的ではないという場合においては、少なくとも開発側の考えや動き方、そのシステムに係る作業工数等のイメージはできた方が良さそうだ。

確かにそんな簡単に行くのか?と、疑問の声も囁かれるかとも思う。

そもそも100年前にはプログラマーという職業は存在しなかった。長い人類の歴史上で見れば、わずか数十年という時間の間で、近代文明の中枢を担うまでに急発展した。

学生の頃からプログラミングを専攻し、その知識に長けているに越した事はないが、例え今からゼロ知識で始めたとしても、その流れを感じる事は十分可能で、そこから何かしらの分野、業界で自分独自のポジションを確立する事も可能だ。

現に、大学は文系学部出身のプログラマーはゴロゴロいる。

自分に合ったフィールドを見つけ、その原理原則を感覚だけでなく、言葉や絵にして理解する事ができ、それらをプログラミングというルールに基づいた方式にまとめ上げる能力さえあれば、いつでも誰でも習得できるものと心得る。

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