Slider

プログラミング言語は何から始めるべきか?

プログラミングはもはや避けて通れないものとなりつつある。

ご周知の通り小中学校でも、このプログラミングが必修科目となる中で、これが出来ないと子供達からも馬鹿にされる日が来る。

実際には子供達は、特定のプログラミンング言語を学ぶ訳ではなく、プログラムという概念やロジカルな考え方という第一歩を学ぶそうだ。

一方、我々大人はというと、何か一つでもプログラミング言語を習得していなければ、実務的に活躍の場は乏しい事は間違いない。

そんな私も、中年になってプログラミングを始めた大人の一人。

それまでは建築やエネルギー業界で、建築物や工作物といった工業デザインを中心に活動してきた身で、プログラミングというものは、パソコンが好きなオタクがするものだと思っていた。

しかし、商品開発をする最中、あらゆるものがインターネットを介した商品が出回り、その通信の構造や仕組みを知らなければ、行き詰まる場面に何度も遭遇した。

IoTが広がる中、こういう時代だからこそプログラミングという技術が必須となる。

逆にこれさえあれば大抵の問題は解決できるのではないかという実感も得た程で、世の中には色んなエンジニアがいる中でも、最近ではエンジニア言えば、プログラムを駆使して開発を行う人を指すイメージが濃厚だ。

事実、市場にはエンジニアが足りていないとい話はよく耳にする事もあり、需要が多いのはどうやら本当のようだ。

では何から始めて良いのか

私の場合はどの言語から始めるかという所から検討した。

何となくAIや機械学習にはPythonがいいと聞いていたので、Pythonを学ぼうとした。

確かに、Pythonの学習者の伸び率は驚異的なものがある。10年も経たない内に、この言語がIT業界を席巻する事はほぼ間違い無いようにも見える。

しかし、Pythonがこれほど伸びている状況の裏側には、次に学びたい言語ランキング的なものが大半でもあり、実際求人票を検索していると、JavaやPHPの即戦力人材の募集が目立つ。

現在において、WEBシステムで開発されている言語に関しては、まだJavaが圧倒的に多数を占めていて、Androidアプリに関しても、Javaの存在感はまだ大きい。

Javaはレガシー言語と揶揄する人も中には存在するが、汎用性という観点からJavaから学ぶ事にした。

JavaもPythonと同じく、オブジェクト指向の言語で、クラスという部品を組み合わせて、まとまったアプリケーションを構築するという開発向きの言語だ。

結果的に振り返ってだが、一番最初に覚える言語としてJavaを選択した事は、かなり正解に近かったのではないかと感じている。

その理由は、汎用性の高い言語の割には少し言語体系が複雑な印象を受けた。

ある程度Hardモードから入ったおかげか、その後でPythonやRubyを学んでも、スラスラ入ってくる。

Androidアプリで中心になってきているKotlinという言語も、Javaを原型としており、そもそもJavaは元々C言語から派生したものであるが故、C言語に対しても潰しが効く。

以上の点から広角的に汎用性がある上に、今現状においてマーケット市場が圧倒的に多いという事であれば、Javaを学ぶ事はバランスの取れた選択だと思う。

Javaの将来性

一方でJavaはレガシー言語になりつつあるという意見も、聞き捨てならない所でもあり、10年、20年後にJavaは現在のように中心的存在であるかというと、確かにそれは考えにくい所でもある。

KotlinやGoといった新しい言語も台頭し、Javaのシェアも収束する流れにはあるのは、傾向として事実にも見えるが、それは他の言語にも当てはまる部分とも言える。

とにかく歴史的にも、多く使われてきた事による利点として、教材やフレームワークが充実している観点から、まだまだ発展の余地も多く残しているという可能性もあり、まだまだ希望はある。

以上の理由から、これからIT業界に転職したい、ITについて学びたいが何から始めて良いか分からない人にとっては、まずはJavaからスタートするのも良いと思う。

タイトルとURLをコピーしました